SUCCESS STORY: KOA Electronics (HK) Limited

contact us

コストは、成果を上げるために上手に使うもの。
アウトソーシングは私たちのビジネスを加速させ、未来を拡大するために、
必要な手段と考えています。

KOA株式会社は、ひとりの青年が、生活や社会・経済の基盤である農業・農村・農民の暮らしを守り、豊かにするために、
故郷の長野県伊那谷で創業した、電子部品事業の会社です。
それから80年、今や世界トップクラスのシェアを持つ固定抵抗器を中心としてアメリカ、ドイツ、アジア各国に拠点を持ち、世界展開を加速しています。
すでに海外展開の豊富な経験を持ちながらも、さらにビジネスのスピードアップを図るKOAが、
トライコーをバックオフィス業務のパートナーとして選んだ理由は「任せることによる安心感」でした。

KOA株式会社
本社所在地

〒399-4697
長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪14016

香港拠点の機能
  • 中国に展開する企業の生産、開発の困りごとに対して、KOAの部品を用いた解決策の提案
  • KOAが日欧米の車載ビジネスから得た豊富な知見の新興電気自動車メーカーに対するアドバイス
現地法人概要(2021年5月現在)

KOA Electronics (HK) Limited
※KOA株式会社の100%子会社
設  立:1993年
事業内容:各種電子部品の販売
従業員数:32名(2021年4月現在)
ホームページ:https://www.hk.koaglobal.com/

お話を伺った方

Managing Director 白岩 良太 氏
(Ryota Shiraiwa, Managing Director)

サービス利用国

・香港

利用サービス

・会計・税務
・給与計算

利用開始

・2019年7月〜

フロントからバックオフィスまで - 全方位的な役割と責任を経験-

まず、私自身について、少し紹介させていただきます。
私はもともと、電子部品商社で働いていましたが、たまたま取引先のKOAで研修の機会があり、参加していました。KOAでの研修期間中にモノづくりの魅力に取りつかれ、そのままKOAの生産関連の社員となり、東京での営業職での勤務を経て、シンガポールに赴任しました。

シンガポールでは通算5年、購買担当として世界のさまざまな国で作っているKOA製品の、シンガポールでの販売分の買い付けという、アロケーション・コントロールの役割を担っていました。アロケーション・コントロールの仕組みづくりや、リードタイムの平準化に取り組んでいくことで、KOAの工場の満足度を上げることに従事し、シンガポールのプレゼンスを上げていきました。
私の得意分野は、「問題解決」。まさに工場にいた7年間に叩き込まれたものでした。

その後、購買部門のない香港に異動となりましたが、これまでのシンガポールでの経験を活かし、香港のスタッフの協力もあって、香港で購買機能を構築することができました。

はじめての会計・人事の経験

香港に来てからは、GMとして香港の法人運営を任せられることになりました。
法人の責任者として、当然ながら、これまで全く経験のなかった会計業務や人事戦略などに対する責任も負います。
バックオフィス、特に会計については、毎月の本社への報告のたびに自分でも理解できない質問が飛んできます。質問されるたびに、質問の内容を理解し、回答を用意するために周囲のスタッフに聞いたり、自分でも勉強したりしながら業務を覚えていきました。

トライコーを選んだ理由 - 圧倒的な専門的知識と効率的な業務運用

弊社香港オフィスの会計スタッフは、大変優秀ですが、会計監査対応などのために、専門知識を持つ、プロフェッショナルからの助言を欲していました。しかし、以前から利用していた会計事務所からは、満足できるアドバイスをもらうことができていませんでした。

私たちは、バックオフィスの重要事項について、プロフェッショナルから助言を受けることは、大変重要であると認識しています。ですので、こちらの質問に対して迅速かつ的確な回答を返してくれる会計事務所に業務をお願いする必要があるのです。
結果、新しく会計事務所を選定することになりましたが、その評価にあたっては、この点も重要なポイントとして選定しました。日系の会計事務所を含め、数社で検討させていただきましたが、会計が母体(トライコーはDeloitte、EY、PwCが母体)のトライコーは、やはり現地国の会計に関する専門性が高いことが窺えたため、お任せすることにしました。

これにより、会計スタッフの「プロフェッショナルからの助言が欲しい」という切実な依頼に応えることができました。

また、アセットアロケーションの経験から業務効率性も重んじる私の目からは、他社さんが手作業で業務運用を行っている部分を、トライコーさんはシステムを利用した業務運用を実現しており、トライコー・ジャパンとトライコー・香港の両方から、顧客データの取り扱いに関する説明も丁寧にしていただけました。

さらには欧米のグローバル企業を顧客に持つビジネス実績という裏付けも手伝って、「この運用体制であれば、データを安心して預けられる」・・そう確信できたこともトライコーを選ぶ決め手となりました。

海外事業展開で最重要視するものは「スピード」

白岩 良太氏写真
Managing Director 白岩 良太
(Ryota Shiraiwa, Managing Director)

日系企業の中には、「アウトソースはコストが高い」という感覚を持っているところもあるようです。実際に高いか安いかということは、それぞれの会社の価値観やコストに関する考え方次第だとは思いますが、私の場合、海外事業の展開にはスピードを最も重視しています。
弊社は今後中国大陸ASEANなどのさらなる拠点展開を行っていきますが、その点を鑑みた場合、毎回拠点ごとに会計などのスタッフの採用と育成をしなければならないことや、そのためのコストと時間を考えると、アウトソースした方が「安い」と思いました。

経営方針として「スピード」を第一優先とすると、自ずと間接部門の効率化の必要性が見えてきます。間接部門のノウハウは、私がスタッフに教えることができないですが、他の多くの日系企業も海外営業拠点のトップには営業出身の人が多いのが実情ですので、必ずしもバックオフィスの知見が強いとはいえないのではないでしょうか?
そのような背景からも、バックオフィス業務はプロに任せた方が良い、と私は考えます。

コストは成果を上げるために「上手に使う」もの

アウトソースをコスト面からやりたくないと考えている企業は、コストの考え方として、「減らせば減るだけ良い(減らすことに集中)」というもとに成り立っていて、コストを減らすことのみに注力するからこそ、自前主義に行きつくのかも知れません。

私は、「コストは成果を上げるために上手に使うもの」と捉えています。
コストを「減らすもの」から、自分たちの未来を拡大するために「上手に使う」という発想に転換すると、見えてくるものも変わってきます。
見えてくるものが変わってくるからこそ、私は間接業務を外に出す、つまりプロにアウトソースして任せる、という方針を出しており、バックオフィス人材はフロントオフィスなどの売上に貢献する部門にシフトさせることで、会計に関する工数を2.5人から0.5人へと削減しました。

もちろん、バックオフィスからフロントオフィスに人を動かすときは、それを上手くやるための工夫が必要です。なぜなら、フロントオフィスにいた人が、経験のないバックオフィスを行うことは、とてもハードルが高いように、バックオフィスにいた人が、これまで経験のないフロントオフィスの業務を行うことは、やはりとてもハードルが高いためです。これまでの自分のキャリアプランにないことと直面すること自体が、本人のモチベーションにも影響します。

イメージ写真

トライコーに期待すること - パートナーとして共に歩む

2020年からのCOVID-19以降、日本でもレジリエンス、企業・事業の存続が叫ばれているようです。香港オフィスではCOVID-19以降、プランAとバックアッププラン(プランB)をこれまでに3回見直してきています。

これからは、自分たちの資産を減らしながらも、アウトソーシングやシェアードオフィスなどを活用することで、オペレーションを効率的かつ確実に運用し続ける、という計画を立てています。
そんな中、有事の際にも会計業務や給与支払いが止まらなかったこと、つまりバックオフィスをトライコーに任せられていることは、大きな安心感に繋がりました。

弊社は、今後もさらにスリム化・効率化していくための組織づくりを始め、またアジア内への他国への展開加速していきます。
弊社のビジネス戦略と共に歩み、さらに有事の際にも共に歩むことのできるトライコーは、「ベンダー」ではなく、「パートナー」だと思っています。