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RCEPと新時代のAPACビジネス【RCEPがグローバル・フットプリントを深める可能性】

ここまでのまとめ
RCEPがグローバル・フットプリントを深める可能性

ASEANにとってRCEPは、COVID-19で加速した貿易保護主義の台頭に対抗する役割を果たすと考えられています。
トライコーは、RCEPがASEANのグローバル企業や国内企業のサプライチェーンのリショアre-shore)・ニアショアnear-shore)化を促進すると考えています。

RCEPは、ASEANの国境との貿易開放を主張するだけでなく、中国、韓国、日本とのつながりを深めることができます。特にこの3カ国は、ASEANが依存するエレクトロニクス、自動車、繊維・アパレル産業の世界的な大国でもあります。これらの市場を貿易協定の対象とすることで、ASEANはこれらの分野におけるサプライチェーンの関連性をこれまでにない形で主張することができます。

RCEPは、過去20年間のASEANの製造業、インフラ、輸出の成長を支えてきたFDIに対するASEANの魅力を再燃させるものです。近年、FDIが先細りしている中、RCEPは、中国、日本、韓国の企業や投資家からの投資意欲を回復させる万能薬になるかもしれません。

また、RCEPは、労働法などの重要な分野における国内規制改革を推進すると予測されています。また、RCEPは、労働法、投資自由化、サイバーセキュリティ、国境を越えたデータルール、知的財産保護などの主要分野で、国内の重要な規制改革を推進すると予測されています。このような改革は、加盟国の貿易・投資のための重要な商業的インセンティブを効果的に促進します。この傾向は、グローバルなサプライチェーンのダイナミクスが変化し続ける中で、さらに加速すると思われます。

この新しい協定は、RCEP加盟国のほとんどがすでに締結している、重複したさまざまな特恵貿易協定を合理化することも目的としています。また、ほとんどのRCEP加盟国がすでに締結している重複するさまざまな特恵協定を合理化することも目的としています。RCEPでは、共通の貿易ルールを確立することで ASEAN内で活動する企業の貿易コストを削減するのに役立ちます。

次のセクションからは、RCEPに含まれるASEANの4大市場、マレーシアシンガポールタイベトナムについてご紹介します。

RCEPと新時代におけるAPACビジネス【マレーシアへの進出:Doing Business in Malaysia-1】に続く