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2021年CFO調査レポート【1.はじめに】

2021年CFO調査レポートについて
トライコー・グループは、財務リーダーや専門家のためのプラットフォームである財務コミュニティを運営するFUTURE CFOと共同で、世界各国の新興企業、中小企業、多国籍企業、上場企業の最高財務責任者(CFO)を対象とした調査を実施しました。

特にアジア太平洋地域(APAC)の主要市場である香港、中国本土、マレーシア、シンガポールに焦点を当てています。

本レポートは、この調査データをもとに、財務責任者の意思決定プロセスに影響を与えると思われる視点を明らかにしているだけではなく、以下のような業界分析、提言、ベストプラクティスを提供することで、財務部門の回復力強化、業務効率化、能力向上を支援します。

COVID-19は財務・会計の世界をどのように変えたのか
経済協力開発機構(OECD)が最近発表した論文によると、COVID-19のパンデミックは未曾有の経済危機を引き起こし、世界中の発展途上国と先進国の両方の市場で、早くても2022年まで2019年の生産量を回復することができないとされています。

この状況下における数少ない好ましい結果の一つは、デジタルトランスフォーメーションを筆頭とする既存のトレンドを大幅に加速させたことです。

ガートナー社の「View from the Board of 2021」調査によると、リーダーたちは、財務の健全性の回復とデジタルモデルの導入の加速という2つの大きな課題に直面しています。これは、成長と財務の安定という重要な目標に直接プラスの影響を与えると考えられる分野への予算の再優先配分に反映されています。

COVID-19以降、取締役会はどのように予算を調整したのか
このような変化がAPACをはじめとする世界の主要市場でどのように反映されているかを確認・評価するために、トライコー・グループはFutureCFOと共同で、最高財務責任者(CFO)や財務責任者の視点からビジネスの状況を把握しました。

トライコー・グループのグループCEOであるレナード・ヨンは、この調査結果について次のように述べています。

「1年半以上の激動を経て、パンデミックの永続的な影響が明らかになってきました。企業は長期的に新しい仕事のやり方、人材の活用、顧客とのやり取りに恒久的に適応していきます。未だ続く状況は不確実性の波を引き起こし続けていますが、変化は常にチャンスへの新しい扉を開きます。しかし、未知のものに正面から立ち向かう勇気のある人だけが、その恩恵を受けることができます。

今回の調査結果から、CFOは "通常 "に戻るのを待つのではなく、新たな道を切り開こうとしていることがわかりました。」

調査対象の属性について
今回の調査では、全世界で561名のCFOおよび財務責任者が参加しましたが、アジア太平洋地域の4つの主要市場(香港特別行政区、中国本土、マレーシア、シンガポール)からの回答者が多くなっています。

また、新興企業、中小企業、多国籍企業、上場企業のCFOを対象としています。

調査方法について

今回の調査は、CFOや財務責任者の意思決定プロセスに影響を与える独自の要因を特定することを目的としています。

対象者に対する8つの質問を通じて、COVID-19が2020年の自社事業の財務実績に与える影響の評価と、2021年の業績に対する期待が示されました。

調査結果では、事業全体および財務部門の優先事項を明らかにすることができました。

さらに今後、財務機能の全部または一部のアウトソーシングをどの程度検討するかについても質問しました。

このシリーズからは、

  • 調査結果のサマリ
  • グローバルからみた調査結果
  • アジア太平洋地域からみた調査結果
  • 香港、中国、マレーシア、シンガポール各国からみた調査結果

についてご紹介していきます。

次回は【2.調査結果のサマリ】についてお伝えします。