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RCEPと新時代のAPACビジネス【ベトナムの市場:Doing Business in Vietnam-1】

ベトナムでのビジネス展開
人口密度の高い発展途上国であるベトナムは、1986年以降、中央計画による硬直した高度な農耕経済から、より工業的で市場ベースの経済へと移行し、所得と生活の質を大幅に向上させてきており、香港、シンガポール、韓国、台湾に続く、アジア経済の新しい「トラ」と呼ばれています。

ベトナム進出について
ベトナムでビジネスをするべき理由は次の通りです。

  • 少ない法人設立費用、ビジネスのしやすさ、低い人件費
  • 有利な自由貿易協定
  • 高いパフォーマンスを誇る株式市場
  • 政府による国有企業の民営化や上場など、外国人投資家誘致政策の推進

ベトナムは、若年層が人口の多くを占め、政治が安定しているだけではなく、持続可能な成長へのコミットメント、比較的低いインフレ率、安定した通貨、強力なFDIの流入、強力な製造業を有しているなど、さまざまな市場の魅力があります。さらには、世界的な経済統合の継続を約束しています。

ベトナムは2007年1月にWTOに加盟し、2015年から16年にかけて、EUベトナム自由貿易協定、韓国自由貿易協定、ユーラシア経済連合手数料貿易協定など、複数の自由貿易協定を締結しました。

ベトナムは地域包括的経済連携(RCEP)にも加盟しており、2018年11月には「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への加盟も批准しました。

ベトナムでの法人設立
ベトナムで事業を立ち上げるための公式な行政コストは比較的小さいですが、中央および地方のライセンス手続きは手間と時間がかかります。また、雇用主は、各種税金、社会保険、地方自治体への労働登録などにも注意する必要があります。

有限責任会社(LLC)は、ベトナムの外資系子会社を設立する際に最も一般的な会社形態です。

LLCには1人から50人までのメンバーがおり、これらのメンバーは「ファウンダー」や「オーナー」などと呼ばれています。ベトナムのLLCには株主がいないことに注意が必要です。この法人形態では、2段階のプロセスを経ることになります。

ベトナムでのプロジェクトのために、投資先の市や省の計画投資局から投資許可を得る必要があり、投資登録証明書(Investment Registration Certificate:IRC)の形で発行されます。この投資認可の過程で、現地の法律や多国間・二国間の貿易・投資協定で定められた投資条件の対象となる事業分野については、1つまたは複数の規制機関から特定の承認を得る必要があります。IRCを取得した後、ベトナムでの会社設立のために企業登録証明書(Enterprise Registration Certificate:ERC)を取得する必要があります。ERCの申請は、比較的簡単な行政手続きです。

IRCおよびERCの取得には、1ヶ月から45日(事業分野が条件付きの場合はそれ以上)かかる場合があるため、現地の専門家パートナーに相談されることをお勧めします。
※トライコー・グループでも相談を受け付けております。

一般的に、ベトナムでは最低資本金の設定はありません。ただし、出資する資本金は、提案されている会社の事業活動を反映したものでなければなりません。

条件付投資部門に該当する特定の事業内容については、最低資本金が定められている場合があります。

RCEPと新時代におけるAPACビジネス【ベトナムへの進出:Doing Business In Vietnam-2】に続く