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新シリーズ!【アウトソーシングのおさらい-1】アウトソーシング6つのメリット

新シリーズ「アウトソーシングのおさらい」スタート!
このシリーズでは、アウトソーシングのメリット、貴社にとってアウトソーシングが必要かどうか、どんな結果を得ることがゴールなのか、BPO(Business Process Outsourcing)との違い、そしてベンダーの選択ポイント、これらを紐解いていきます。

さて、世界でアウトソーシングが事業戦略として認識されるようになったのは1989年、今から30年以上前のことです。
2021年現在、「アウトソーシング」は一般的な言葉として浸透し、多くの企業で自社の業務を戦略的に支援する機能として、戦略的にアウトソーシングを検討しています。

アウトソーシングについては、自社運用との比較、費用対効果、業務効率化の実現性など、30年を経た現在でも活発な議論がされています。
無責任な言い方のように聞こえるかも知れませんが、アウトソーシングの効用は、それぞれの企業やニーズによって異なります。

貴社にとって、アウトソーシングとは必要なものなのか、不必要なものなのか、このコラムが少しでもご参考になれば幸いです。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、序章として、アウトソーシングの6つのメリットおさらいしてみました。

1.プロフェッショナル人材の能力・知識・経験の活用
アウトソーシングの大きなメリットは、その業務の人材を採用したり、研修をしたりすることなく、アウトソーシングを提供するベンダー側(アウトソーサー)で持つプロフェッショナル人材の能力・知識・経験を活用できることです。

また、貴社の拠点が海外にある場合、現地の言語商習慣・文化コンプライアンスなど現地の専門知識を持つ人材からサービスの提供を受けることが可能です。

2.事業戦略の明確化(コア業務への集中)・業務の合理化
事業の柔軟性や合理化も、一般的に考慮される要素です。
企業は事業を行う上で重要な「コア業務」に集中しながら、それ以外の「ノンコア業務」をアウトソーシングすることで、競争優位性を最大限に活かすことができます。

3.従業員の雇用
フルタイムの従業員を雇用するのは非常にコストがかかります。
給与、社会保険や雇用保険、業務を行うための設備・備品の提供、など雇用コストは従業員の給与の2~3倍とも言われています。

コストのみならず、人材配置、心身面でのケア、人事評価・モチベーションの維持、など様々な面において、その人が貴社に貢献できるような環境の提供が求められます。
また、先述の事業戦略・業務の合理化と人材配置が密接に関係します。

4.リスク管理
リスク管理という観点でもアウトソーシングが利用されます。
災害対策事業継続性という大まかな観点でのリスク管理の重要性が訴えられてきましたが、新型コロナウィルスの感染拡大によって日本のみならず、世界中でオフィスに出勤できないことにより、業務遂行がままならないという事態が発生しました。

例えば、オフィスに出勤できないことにより給与計算業務が滞ってしまい、給与支給日に従業委に給与が支払えない、というようなことです。

アウトソーサーはこのような不測の事態に備えた危機管理対応をしています。

新型コロナ感染拡大時に危機管理能力を発揮し、多くの企業への貢献ができた実績により、アウトソーシングがさらに注目されてきています。

5.システム投資とセキュリティ
個人情報の取り扱い情報セキュリティ新しいテクノロジーへの対応を含めたシステム投資維持管理は費用、時間的コスト、人的コストなどを鑑みると非常に高額です。
アウトソーシングする業務の範囲によりますが、アウトソーサーにとって、自社の提供する業務サービスにおけるシステム投資は最重要事項です。

それもそのはず、アウトソーサーにとって、「業務を止めない」「安全確実なサービスの提供」「コンプライアンスの遵守」をコミットするための設備投資ビジネスの根幹だからです。

ですので、システムの観点から見ると、アウトソーシングを利用する企業(貴社)にとっては、アウトソーサーに業務委託をすることによって、業務周辺の「システムの安全性と拡張性を任せる」ことにもなります。

6.費用対効果・コスト削減
「アウトソーシングは本当にコスト削減になるか問題」は、常に議論の的となります。
反面、企業がアウトソーシングをすると意思決定する大きな理由のひとつも「コスト削減」です。
コストを費用(お金)と捉えるのか、費用以外にも時間・人材・リスク発生時の担保事業継続性)など、間接コスト見えないコストも含めて捉えるのか、捉え方によって大きく異なります。

貴社がアウトソーシングを検討するとき、それは

  • どのような費用対効果を求めるのか?
  • 貴社にとってのコスト削減とは何か?

について再考するための良いタイミングなのかも知れません。

【アウトソーシングのおさらい-2】アウトソーシング4つのデメリットに続く

Akie Hamagishi

Akie Hamagishi

浜岸 昭江  コーポレートディベロップメント ディレクター//外資系でITアウトソーシング、ASP、クラウド関連サービスの事業開発およびアライアンス担当としてのキャリアを積んだ後、世界最大のアウトソーサーである米ADPで日本市場向けに、サービスのローカライズおよびマーケティングディレクターとしての職務を担う。 また、世界79か国との外交経験を通じてアライアンス構築にも貢献。 2016年よりトライコー・ジャパンに参画、外国企業の日本誘致および日本企業のアジア進出を、アライアンスおよびマーケティングの面から支援。