ラオス
ラオスは、東南アジアで唯一の内陸国です。年平均8%のGDP成長率で、地域と世界の統合という新しい局面を迎えています。ラオスの経済発展は、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに挟まれた戦略的に重要な立地条件によるものです。
ラオスは現在、新たな水力発電事業にも着手しており、この事業はラオス経済の重要な柱となっています。また、耕作地や鉱物などの天然資源も豊富です。
ラオス政府は、現地企業を支援し、外国からの投資を促進するために、魅力的な税制を設定し、アセアン内で最も低い税率を実現しています。
世界のほとんどの国がFDIの急激な減少に見舞われた2020年に、ラオスはFDIの成功国として注目を集めました。
対内投資は74%増の9億6,800万米ドルに達し、主に水力発電への投資が後押ししました。この中には、韓国の斗山重工業によるフーゴイの水力発電所建設への投資も含まれています。ラオスにおけるグローバルビジネスにおける金融取引は2020年にほぼ4倍の33億米ドルに達し、今後も数年にわたる投資が予定されています。
最も重要なことは、ラオスの成功は、他のアジア諸国、特に中国本土の企業によるインフラ投資が好調であることにあります。例えば、中国本土のインターナショナル・パワー・ジェネレーション社が率いるコンソーシアムが2020年に21億米ドルのサナカム・ダムの建設を開始し、中国鉄道グループが57億米ドルのラオス・中国鉄道プロジェクトを建設中です。
ラオスに進出すべきポイントは次の通りです。
- 社会経済的、財政的、政治的安定性
- 人件費と諸経費の削減
- 新たに設けられた経済特区が外資系企業のビジネス機会を創出
- 法規制の自由化により、恵まれたビジネス環境を実現