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ASEAN in FOCUS-12:意欲的な人材と税制環境に恵まれた国。ラブアン

ラブアン
ボルネオの真珠」とも呼ばれるラブアンは、グローバルな投資や事業展開を目指す富裕層や企業にとって、魅力的な投資先として急速に注目を集めつつあります。

マレーシアの連邦直轄領であるラブアンは、近年、魅力的なグローバル金融・投資先となることを目指し、いくつかの法律が制定されました。特に、税制面資産管理面において優れた環境整備がされていることが魅力です。

APACの中心に位置するラブアンは、マレーシアの一部であるため、マレーシアが他の国と締結している貿易協定を享受できるという利点もあります。強い経済力多言語対応可能な労働力低コスト利便性の高いタイムゾーンにより、ラブアンは投資先として理想的な地域であり、APAC域内の多くの経済圏に進出することが可能です。

ラブアンでの法人は、貿易法人と非貿易法人で構成されています。2020年、COVID-19の蔓延に伴う減速や規制により、新規設立は32.3%減の664件となりました。
新規に設立された法人の半分以上は、マレーシア(40.4%)、中国(7.8%)、日本(5.4%)による投資です。また、2020年には法人登録抹消が1,020件と急増しましたが、これはラブアンの税制改正に対応したものと思われます。

結果として、ラブアンの運営会社総数は5.8%減の5,802社となりました。

ラブアンに進出すべきポイントは次の通りです。

  • 低い税率良好な投資環境
  • 技術革新優れた人材経営資源を含む確立された事業基盤
  • 銀行、リース、船舶登録、保険サービスのワンストップセンター
  • 政府が海外直接投資誘致に積極的で、さらなる優遇措置への期待

【ASEAN in FOCUS-13:アセアン市場概況:マレーシア】に続く