中堅・中小企業のアセアンへのゲートウェイとしてのシンガポール
アジア開発銀行はアセアンを「ボーダレスな経済共同体」と呼んでいますが、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)が署名・施行された今、その評価は世界の舞台で知られることになるでしょう。
アセアンの成功に注目する多国籍企業は、進出・事業運営・投資のための拠点が必要です。
アセアン創設メンバーであるシンガポールは、その経済的安定性とビジネス・フレンドリーな環境から、世界の投資家から高い評価を得てきました。こうした好条件が揃ったシンガポールは、アセアン地域への進出や 事業基盤の強化を目指す世界中の多国籍企業にとって、戦略的なゲートウェイとなっています。
シンガポールは、すでに多国籍企業の本社が集まる注目のエリアですが、アセアンにおけるグローバルなビジネス展開の出発点として、今後さらに人気が高まることが予想されます。
シンガポールは、特に中国本土からの多国籍企業にとっては重要な「アセアンへのゲートウェイ」です。



次回は、シンガポールが持つ「アセアンへのゲートウェイ」としての特徴について紹介します。
【ASEAN in FOCUS-38:アセアンへのゲートウェイとしてのシンガポール - その2】に続く